2012年1月22日日曜日

CESに行ってきた

Las Vegasで毎年開催されてる(よね?)CESに参加してきた。トータルの参加者は15万人と言われる混雑の中、普段の技術系カンファレンスとは一味違ったショータイムを楽しんできた。もちろん、Las Vegasなのでちょっとはカジノで小遣い稼ぎもね。



毎年1月上旬に開催されるInternational CES(International Consumer Electronics Show)に参加してきた。単体でもバカでかいLas Vegas Convention Centerを目一杯使っても会場たらず、周辺のホテルまで使って開催されるこのShowには、合計15万人の参加者が訪れたそうだ。まさに、世界最大の家電見本市。

CESのよかったところ

  • なんといっても新しいものが見れる。特にTVやPC、Tablet、Smartphoneなどは最新モデルやコンセプトモデルが展示されているので、見るだけで楽しい
  • 色んなガジェットにお目にかかれる。上のと同じような話だけど、とにかくコンシューマ向けの製品がところ狭しと並んでるので、自分があまり興味がないものでも、フラリと通りかかると意外と面白いものが並んでたりする
    (物欲を刺激されるのである意味目の毒だが)
  • 参加費無料(Early Bird、参加制限有)!
    ExhibitionとKeynote回るだけならこれでいけるし、それだけでもボリューム満点なのでこれで十分。

CESのいまいちだったところ

  • 人数が多過ぎて移動が大変。ホテルとLVCCはシャトルバスで移動ができるが、時間帯によっては道路が大混雑で結構時間がかかる。また、KeynoteがHiltonとVenetianの二点開催になったけど、Venetianへはホテル->LVCC->Venetianじゃないとバスがないし、移動のバスも混んでるしで、ハッキリ言って失敗だと思った。LVCCに中継してくれればいいのに、それもないとか・・・
  • 新しいものがみれる!けど、プレスだけね・・・みたいなのが案外多い。なので、ニュースリリースを見て楽しそうだなぁと思っても、一般参加だとそれが見れなかったりする。
  • 展示員の説明が結構ショボイ。寄せ集めのコンパニオンさんとか説明員だろうからある程度仕方ないが、テンプレの説明以外、ちょっとツッコんだ質問をすると答えが返ってこないことが多い。
  • 会場内に無線LANがない。まぁ、テクノロジカンファレンスじゃないから仕方ないかも?
まぁ、色々あるけど、とりあえず一回参加してみるのは面白いと思う。思わぬ発見もあるし、何より世の中のトレンドを肌で感じることができる。
一番目に付くのはやっぱりPC、スマホ、タブレットなんだけど、あとはSmart TVとかSmart Carが気になったかなぁ。特にTVに関して言えば、スマホとTVがあれば、今時のPCライトユーザ層くらいはカバーできるんじゃないかな?っていうこと。PCではなくて、スマホから初めてネットに接続するようになった人達からすると、物事は違って見えるんじゃないかな?という気がしたのが、個人的にはちょっと収穫だった。もっとも、Smart TVのコントローラにはスマホが使われるようなコンセプトがよく目に付くんだけど、「だったら全部スマホでいいんじゃね?」と思ったことは言うまでもない。

[Windows 8とか]
CESのKeynoteで唯一のAnnual枠であるMicrosoftがCESからの撤退を表明していたこともあり、とても注目されていたこのセッション。Steve Ballmerが"Metro, Metro, Metro!! Windows, Windows, Windows!!"で締めくくった通り、Metro UIとWindowsが話題の中心。Windows Phoneユーザではないのであれは触ったことがないのだが、デモやブース展示を見るかぎりは結構スムーズに動いてるし、あのタイルディスプレイはモバイル用途にはなかなかいいんじゃないかと思った。が、あれがWindows 8でデスクトップにも来るらしい・・・うーん、どうなんだろう?直感的にデスクトップには向いてない気がしたのだが。

[Ultrabookとか]
Intelの話題の中心はUltrabookだった感じ。軽量薄型で、バッテリ長持ち、開いたら即時起動、$1000以下、だったかな。そんな感じの条件らしい。ぶっちゃけ、MacBook Airとなにが違うんだろ?というのは未だに分かってない。Laptopなんて軽量薄型のほうが何かと都合がいいから、今後の主流になっていくというのは疑う余地がないと思ってるのだが、IntelがCESで大々的に押し進めなければいけないほどの目新しさがあったかどうかは甚だ疑問。
というか、CES全体として一番存在感があったのは、実は出展をしていないAppleなんじゃないかとちょっと感じた。iPhone/iPad関連グッズは物凄い数が出展されてるし、UltrabookだってMBAの後追いにしか見えないし、MetroでUI統一を目論むMSだってAppleの通った道をなぞってるに過ぎない。そんな印象。まぁ、これを書いてる本人がMacユーザでありiPadユーザなので、そのへんは差し引いた方がいいかもしれんけど。

[TV関係]
話題をさらっていたのはLGの薄型55inch TV。確かに薄い、薄いのは認めるのだが・・・画像がなんとも人工的で個人的にはちょっと受け付けない。3Dもあったけど、正直いまいち。日本のメーカに慣れてるのはあるのかもしれないけど、画像の綺麗さなら圧倒的に日本メーカだし、あそこまで薄くないといけないこともないので・・・
日本の各メーカも、Panasonicの4k2k解像度20inchTVとか、Sharpの8K解像度、SonyのCrystal LEDなどなど、なかなか面白いものが展示されていた。早く製品化されないかなぁ

とりあえず、気になった項目は幾つか書いといた(後で気が向いたら追加するかもしれないけど)ので、あとは写真で適当にお楽しみください。写真見るだけでも面白いものもあるとは思います。
CESの写真はこちら


[おまけ]
せっかくLas Vegasまで行ったので、観光ついでに街中を歩いたり、なんだかんだで毎日ビュッフェ通いをしてきた。各ホテル色々と特徴があって面白い。が、現物を見たことがあるともっと楽しめると分かったのが今回の収穫。初海外旅行だった前回と比べて、Italia各地やNew Yorkへ旅行した後でLas Vegasに来ると、各ホテルの工夫がより一層楽しめるのでオススメ。まぁ、個人的にはエジプトに行ったことないけど、それでもLuxorの雰囲気が好きなんですけどね。
Las Vegas観光

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