2011年7月28日木曜日

留学生向けOrientation

今日は留学生受講必須のOrientationを受講してきた。4人だけの小さなオリエンテーションだったのでとても気楽に楽しい雰囲気で話が進んだ。なるほど、VISA関係の制限事項その他があるので、これは確かに受講必須です。



CMUからDS-2019を受け取った際に、「入国後すぐの木曜日に必ずOrientationを受講すること、これを受講しないと最悪VISA取り消しなども起こりうる」というお知らせが来る。これを見落とすと本当に大変そうなので、これから行く人はご注意を。多分、CMUだけじゃなくてどこの大学でも一緒だと思う。
OrientationではVISA/DS-2019/I-94あたりのステータスや今後の扱いについて細かい説明を受け、あとはSSN/State ID/Driver's Licenseについての情報とPittsburghの街の情報などを教えてもらった。

【DS-2019】
兎にも角にも、とても重要な書類。
そもそも大学が「この人にVISAを発行しますよ」というもの(だよね?)なので、渡航前からこれの手配がとても重要。更に入国してからも、これが米国に滞在しててよい証明になるらしい。今日の手続きで何が重要かといえば、DS-2019に大学担当者(CMUならOIEの人ね)のサインをもらっておくことだったみたい。「このサインがあれば大丈夫!」と心強いお言葉。ふむ、今日の目的の半分は達成されてるな。
ちなみに、tamaxyoは"Research Scholar"というカテゴリのJ-1 VISAで入国している。これだと最長5年まで期間を延長できるそうだ。しかも、期間内に延長するならOIEにメール一本でOKらしくとても簡単なんだって。まぁ、tamaxyoの場合はほぼ確実に一年で帰国なんだけどね。逆に、Research Scholarの場合は24 months barというのがあるらしく、これは帰国してから24ヶ月はJ-1のResearch Scholarとして戻ってきてはいけないという規則らしい。要は、一旦帰国してまたすぐ5年滞在するとか、そういうことを防ぐためだそうな。ただ、同じJ-1でもResearch ScholarじゃなければOKだし、他のVISAでも当然OKとのことで、それほど障壁は高くないとのこと。へぇ。
他にも国によっては2年間の入国縛りがあるらしいが、tamaxyoはこれに該当してないので省略。色々難しい。一緒にOrientationを受けてたトルコ人は"Short term Scholar"とかそんな感じの6ヶ月までのVISAだったので、24 months barは関係ないんだけど、トルコだと2年の縛りがあるらしくて、そんへんがややこしいんだとOIEの人は説明してくれた。なるほど。

【I-94】
入国審査の時に提出して半券を受け取る白い紙、とても小さくてどうでもよさそうに見えるが、実はとても重要な書類らしく、きちんとパスポートにホチキス止めしてくれた。
これは「米国に入国しましたよ」という証明らしく、滞在期間中に米国外(多分、カナダとかメキシコなら例外があるだろうけど)に出国する際は一回返却して、また戻ってくる時に新しいものを作らないといけないらしい。兎に角、米国に入ってることを証明するものなので、重要なんだそうだ。もうちょっと大事そうな見た目にしてくれてもいいのにねぇ。

【VISA】
いわずと知れた書類、というかパスポートに印刷されているわけだが、どうやら初回入国後は重要性を失った可哀そうな子らしい。
説明によれば、VISAは初回入国時の確認に必要なのだが、それ以降はほとんど使わないんだとか。DS-2019の期間を延長してもVISAは最早変更されず、期間の証明はDS-2019で管理するんだとか。どのみち、パスポートとセットなのでどうあがいてもなくせないわけだが、存在意義が薄くなってしまったことだけはよく分かった。写真も入ってるし、一番それっぽい書類なんだけどねぇ・・・。

【SSN (Social Security Number)】
日本語では社会保障番号と呼ぶんだったかな?要は米国で個人を特定するための番号。OIEの担当者によると、国民から税金をキチンと引っ張るための嬉しくない番号なんだとかw
基本的に米国内で就労するつもりがなければSSNは取らなくても問題ないらしいが、実はState IDとかDriver's Licenseの前提になっていたり、これがないとクレジットカードも作れなかったりする(日本から準備していけば別)。SSNは生涯利用可能な番号だし、せっかくなのでこれは取りに行くつもり。ちょっと気が早い(システムの都合上、日数が経ってないと登録されてない可能性があるらしい)けど、明日の午前中のタスクはこれの予定。
ちなみに、J-1 VISAホルダーはSSN取得資格があるのだが、一緒についていく(dependent) J-2 VISAの家族はこれを取得する資格がないので注意。逆に、J-1 VISAだと就労はほとんど不可能だが、J-2 VISAの場合は申請(2, 3ヶ月かかるそうだが)をすれば、きちんと働くことができるそうだ。へぇ。

【State ID】
Pennsylvania州のIDカード。写真付きのIDカードとして便利らしい。取得条件が微妙に難しくて、SSNと住居証明が二種類必要とのこと。一つはアパートの契約書だが、もう一つは公共料金の支払証明とからしく、それって手に入るのいつだよ?という感じ。
PAではState IDかDriver's License(訂正:StateIDがないと保険に加入できないらしいので、多分StateID必須。逆に、免許は国際免許でもいいと言われた)がないと車の売買ができないので、早々に手に入れたいのだが、果たしてどうなることやら。
(加筆)
StateIDはDriver License Centerで申請できます。そして、どちらも取得にはSSNとOIEからの書類、二種類の居住証明の三点セットが必要です。なので、Driver's License取るつもりの場合、そのままState IDも自然に取ることができます。
(加筆、ここまで)

【Driver's License】
いわずとしれた運転免許証。当然、日本からは国際免許を持参しているが、これの有効期限は一年間なので、多分滞在期間中に失効してしまう。Pittsburghはcar depenentな都市らしいので車はほぼ必須につき、これも取りに行く。

Driver's Licenseの手続きは色々ステップが多い。SSNは必須として、なぜか健康診断をPittsburghで受診しなきゃいけなかったり(日本から健康診断結果持参してるけど?と聞いたけど、専用のフォーマットじゃないとダメだから受けなおしてと言われた)、OIEから書類をもらわないといけない。あとはお決まりの筆記と実技。あ、そういえば健康診断の予約してくるの忘れたな。明日やらないといかんな。

ちなみに、car dependentな理由は、バスがある程度発達はしているのだけど、やっぱり時間通りに動きもしないし、結構金額も高いし、システムもとても難しいらしい。ダウンタウンに向かう場合は後払い、ダウンタウンから遠ざかる場合は先払い(逆だっけ?)だったり、ダウンタウン内は無料だが、そこから遠ざかるにつれて(zoneがあるらしい)料金が決まるんだとか、色々難しいらしい。小銭がぴったりないと乗せてくれない説もあるくらいだ。なめんな・・・。ちなみに、Pittsburghでは街中でタクシーを見かけることはほとんどない。空港から来るか空港へ行くか、そのくらいしか使わないそうだ。なので、やっぱり個人所有の車が必要なんだとか。


【その他もろもろ】
その他もろもろ、健康保険関係の話(tamaxyoは会社の制度に加入してるので関係ないが)とか、国外旅行について、DS-2019期限終了後の30日間猶予、緊急時の連絡先、Pittsburghの名所、遊びどころ、などなど、雑談を交えつつ一時間弱のOrientationは無事終了。OIEの人がとても親切な感じなのでとても安心できる。ありがたい。

銀行開設とか、アパート探しとか、一部関係する話は書いてないのだが、実はこのへんの手続きにも本来はSSNとかState IDが必要だという噂もある。でも、それって鶏と卵じゃね?と思うわけで、結局はちゃんと抜け道があるんだということまでは理解できてきた今日この頃。
うん、なんとかなりそうだぞ、留学生活。

0 件のコメント:

コメントを投稿