2011年8月9日火曜日

Driver's Licence取得

Pittsburghでの生活必需品といえば、やっぱり車。日本から国際免許を持って来ているので当然運転は可能だが、有効期限が一年しかないことや、国際免許だと車を買った時の保険料が高くなる(らしい)ことが問題になるため、こちらで免許を取るのが望ましい。
ということで、先日の学科試験に続きいて今日は実技試験を受験し、めでたく免許を取得してきました、というお話。



以前のエントリにも書いた気がするが、Pittsburghはcar dependentな都市。もちろん、車なしで生活してる人だっているけれども、ほとんどの人は車(複数台保有も普通っぽい)。
自分達も娘と一緒に家族で移動することを考えれば、どう考えても必須。そんなわけで車を購入したいわけだが、そこには大きな壁がある。StateIDと免許証だ(StateIDと免許証の取得についてはこちらも参考に)。

【受験準備】
先日、StateIDを取得したことによりめでたく自動車保険に加入できるようになったため、晴れて自動車を購入できるようにはなったわけだが、どうも州免許証がないと保険料が高くなるらしい。それはさすがに困ると言うことで、慌てて免許も取得すべく行動する。実際にはそこまで焦る必要もないのだが、自分の場合は来週に家族が渡米してくるため、その頃には車を持っておきたかったのもあり、急いで準備。
Pennsylvania州では学科試験に合格するとLearner's Permitが発行され、そこに免許証番号が記載されている。この番号を使って試験をオンラインで予約することができる(もしくは電話でできる)。当然オンラインで申し込みをしたわけだが、どこの試験場を見ても空いてない、空いてない、空いてない・・・。8月は学生が殺到することもあり、どこの試験場もいっぱい。一番早くて8月後半、場所によっては9月まで埋まってた。
さて、困ったぞと思いながら、でも案外空きも出るという話を聞いていたので、こまめにサイトをチェック。すると、見つかりましたよ、8/9(火) 2pmから! ってことで、即時予約を入れたのは8/6(土)の夕方のこと。とりあえず、試験日時は確保できた。

【実技試験の不思議】
Pennsylvania州では、というかアメリカ全体的にそうなのかもしれないけど、免許の実技試験に車を持っていき、その車で試験を受けるという不思議な制度になっている。しかも、州免許証を持った車の所有者が同席が必須で、レンタカーでの受験は恐らく認められない。当然、乗ってきた車のサイズによっても不公平があるだろうけど、そんなことは関係ない。車社会のアメリカらしいと言えばその通りだが、なんとも不思議な制度である。
さて、ここで問題がひとつ。俺はどうやって試験を受けたらいいんだろう・・・??当然、車を買うために免許を取るんだから車は持ってないし、車を借りるアテもない。
・・・
困った挙句、とりあえずPittsburgh関連の日本人向けMLにヘルプメールをぶん投げる。平日の昼間に突然ヘルプをお願いしても無理かなぁと思ってはいたが、なんと助けてくれる人がいた。ありがたい、ほんとありがたい。
そんなわけで、日本人コミュニティと心優しい方の援助を受けて、無事実技試験に臨むことができたのである。俺もなんか恩返ししないとなぁ。

【実技試験】
そんなわけで、実技試験。なんかショッピングモールの中にあるDL Centerで受験してきた。案外、ダウンタウンからは遠い郊外にあるので不便な気もするが、滅多に行く場所でもないのでいいのかもしれない。よくわからん。
試験自体はそれほど難しくはなくて、ブレーキとかウィンカー、ライトの使い方がキチンと出来るか確認された後、実際に運転する。気をつけるべきは一時停止とか速度制限とか、その手の法規は破ると一発でアウトらしいので慎重にやらないといけない。
しばらくモールの中をぐるぐる回った後、縦列駐車の試験。借り物の車、しかもリアには運転席から見えない自転車ラック付き、という言い訳のもとあまり寄せられなかったが、とりあえずはOK。だが、縦列に手こずったせいで出発する際に左ウィンカー忘れた・・・。その後は路上に出て暫く走り、線路をわたり、再びモールに戻って車を止めたら終了。無事、合格したらしい。
なんか、試験官のおっちゃんが最初あまりに無愛想で、ボールペンとか放り投げるような人だったのでメッチャビビったけど、いきなり「アリガト」とか「ハイッ!」とか言い始めて、面白い人なんだと気が付いた。試験中も雑談したり、日本の地震のことも心配してくれたり、「でも復興するよね」と元気に言ってくれたり、案外いい人だった。ありがとう、おっちゃん。

【試験終了後】
試験が終わればこっちのもの。仮発行のライセンスを受け取って帰る(正式なライセンスは後日郵送される)のだが、ここでもあの入力しにくいタブレットもどきでサインさせられた。ほんとやめてくれ・・・。
帰りがけ、実は手伝ってくれた方もCMUやPittで仕事をしているのだとわかり、これからCMUへ行くとのことだったので大学まで送ってもらった。ほんと、何から何までお世話になりっぱなし、ありがたい。

【そんなこんなで】
とりあえず、無事にDriver's Licenseを取得することができ、事務系の手続きはだいたい終わった感じ。いや、色々大変だった。時間的な制約もあるので焦ったせいもあるけれども、なんだかんだで時間もかかるし、手続きも分からないことが多いし、やり方も日本と違ったりする。もちろんアメリカのほうがよい面もあれば、訳のわからないシステムになってることもあるので、そのへんはお互い様。っていうか、いいとこ取りして欲しい感じw
さて、免許もIDも手に入ったので、来週くらいには車を買えるといいなぁ。まずは、金を用意しないといけないけど・・・


(おまけ)
StateIDとDriver's Licenseには何故か"目の色"が記載されている。事故った時とかに見分けるのかな?用途はよく分からないし、PennDOTの人に聞いても知らなかった(「なんで書くの?」って聞いたら、「そこに欄があるからだよ」だってさ)。
微妙に困ったのは「さて、何色って書けばいいの?」ということ。日本人なら普通は黒なんだろうけど、自分の目は案外茶色っぽい。そして見事に"Black"と"Brown"が選択肢にあるわけ。本気で迷って、窓口の人にも聞いたけど「そんなもん知るか」って感じだったので、とりあえず"Black"にしておいた。用途すら分からない項目だからきっと何でもいいんだろうな・・・、色々不思議

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