8/15. 別に日本にいた時は特別な感情もなかったし、そういうもんだと思ってたけど、こっちに来てこの日を迎えると、思い出さずにはいられなかった、そう「終戦記念日」。だからといって何をするわけじゃないけど、興味半分でこっちの人に何の日か聞いてみたら当然の如く無反応。そりゃそうだ、アメリカの置かれてる状況は日本とは違うのだから。そんなことにふと思いを馳せた、というお話。
8/15は終戦記念日。少なくとも自分が子供の頃には戦争について(日本視点での)教育を受けているし、きっとこの日に合わせて日本では色々と特番が組まれていたのだと思う。日本にいた時はそれが当たり前だし、特別に何とも思ったことはあまりなかったけれど、こっちでふと"8/15"という日付を見た時には、自然とそれが自分の頭の中に浮かんだから不思議だ。せっかくなので、その場で話をしていたアパートの管理人に質問をしてみた。
「今日は日本では特別な日なんだけど、知ってる?一応、アメリカとも関係があるんだけど」
「なんだろ、思いつかないな・・・」
「今日は第二次世界大戦が終わった日、日本の終戦記念日なんだ」
「あぁ、そうなのか。ふぅん」
まぁ、厳密なやり取りは記憶してないが、大体こんな感じのニュアンス。ついでに、他の用事で会ったアメリカ人に聞いてみても反応は似たり寄ったり。そういうもんなのかと思いながら、ちょっと理由を考えてみた。
で、なんでこんなことに最初から頭が回らなかったのか不思議でならないが、アメリカは第二次世界大戦以前も戦争をしてきているし、その後も多数の戦争を経験しているし、現在進行形でもある。そんな国の人達がイチイチそれぞれの戦争が終わった日を覚えているはずはないな、というのが自分の中での結論。当たり前と言えば至極当たり前の帰結なのだが、そんなことにも頭が回らなかったあたり、自分の考え方はどこかしらで日本人なんだろうなとシミジミ思ったわけである。
ただ、逆に8/15は第二次世界大戦の終わった日であると同時に、"日本での戦争が終わった日"であることを強く意識できた出来事でもあった。自衛隊という存在があって、その是非を問う議論は依然としてあるにせよ、戦争のない平和な国で自分は育ったんだなぁと、そんなことを思った次第である。
願わくは、日本の平和が今後も続かんことを。そして、世界から戦争がなくならんことを。
(おまけ)
そんなことを思いながらも、多分英会話スクールで一緒の中国人とか、そういう人達に話を聞いたら、きっと全く違った反応が帰ってくるんだろうなぁとも思ったり思わなかったり。異文化交流は難しい・・・(というか、日本が画一的過ぎるだけという話もあるが)
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