2011年7月28日木曜日

英語を喋るということ

きっと留学中に何回も書くことなりそうなエントリだが、とりあえず1回目。まだ来たばかりなので、アメリカに来ると毎度思うことではあるのだが、改めて書き留めておこう。
英語を喋る、何が難しいって普段の挨拶が一番難しい。まぁ、そういうこと。


「留学します」と言うと、よく「英語しゃべれるんだ、すごいね」的なことを言われたりするが、ぶっちゃけそこまでできるわけではない。TOEICの点数とか見れば、ある程度まともに見える点数は取ってる(つもり)だけど、かといって喋れるかどうかは別問題。
では、何が難しいというかといえば、やっぱり何気ない挨拶とか、会話のつなぎとか、そういうものの対処に困るのである。

誤解のないように書いておくが、それ以外のコミュニケーションがまったく問題なく、スラスラできるという意味ではない。ただ、会話が始まってしまえば、相手もこちらの英語レベルに合わせてくれることもあるし、単語が浮かばなくたって頑張って知ってる言葉で説明すればいいだけだし、多少説明がまどろっこしくて間違ってても理解してもらえる。そういう意味ではそこまで困らない。相手の話がわからなければ聞き返せばいいだけだし。嫌な顔されようがメンドクサがられようが、感謝の気持ちさえ伝えりゃなんでもよかろう。まぁ、大学の中とか近辺だと、留学生にも手馴れた人が多いから、更に楽なんだけどね。

だけど、どうにも何気ない挨拶というものへの対処がうまくできない気がする。レストランに入っても、お店に入っても、レジに並んでも、だいたい気軽な挨拶をしてくれるのだが、これにはどう答えたものか・・・。「How are you doing?」ただそれだけのこと。日本的英語なら「I'm fine, thank you」とか言っておけばいいんだけど、こうも毎回繰り返されるとさすがに芸がないし、反応としてはイマイチな部類だと勝手に思ってる。そもそも面白みがまったくない。かと言って、グダグダ喋りだしてもイマイチなんだろうと思うと、なかなか言葉のチョイスが難しい。まぁ、こっちの人の様子を見てても、雑談を始める人もいれば無言でスルーする人もいるので、別にどんな対応でもいいんだろうけど、こういうのをサラっとこなせるとカッコいいかなぁとは思う。
もう一つ困るのは、お店に入ると「How can I help you?」的なことをよく言われる。ゆっくり見せてくれよ!と思うけど、向こうも商売だし気軽な挨拶なんだろう。たいていは丁重にお断りするわけだが、こういうのもうまくこなせたらいいなぁとは思う。単純に、まだ気になった店を覗き見する程度だからかもしれなくて、これが目的を持って店に入るようになると変わってくるのかもしれない、とは思う。
あとは、会話してて話題を変えたい時とか、話をつなぐとか、そういう細々したことが気にはなる。別に相手は毎回違うから同じ話し方で問題ないんだろうが、自分が同じことをやってる感覚がどうも嫌な感じ。慣れの問題だろうけどね。

英語の場合はこういう挨拶がすべて疑問文だからなのかな?という気がしなくもない。相手への気遣いがよく現れてるし、会話の広がりもあって、とてもよい言語だと思うのだが、慣れないと対処に困る、そういうことかもしれない。

なんてことを、思ったり思わなかったり。
異国の文化を学びたければその国の言語を学べ(もしくは、言語を学ぶなら文化も一緒に学べ)とはよく言ったものである。

0 件のコメント:

コメントを投稿